| これはFig.8の周波数変化量と水分量の関係からもアトピー性皮膚炎患者は角層の保水性が低いことが明らかである.

角層の水分含有量の違いよる力学的特性として,角層水分含有量を変化させた場合の皮膚硬さを市販の触覚センサシステムにより測定した.角層水和実験では保湿剤の効果が認められた.天然保湿因子除去実験による水分量と皮膚硬さの関係では,天然保湿因子を除去することによって皮膚が硬くなっていて,皮膚の柔軟性には天然保湿因子の役割が重要であることがわかった.健常者とアトピー性皮膚炎患者の水分量と皮膚硬さの比較では,保湿剤の効果があまりなく,角層の保水性も低いことが碓認できた.なお,測定に用いた触覚センサシステムは,皮膚の角層の挙動を見ることができると考えられる.
(小山浩幸, 米田隆志,
舟久保熙康, 田上八朗, 高橋元次, 矢内基裕. 皮膚の角層水分量と硬さの計測に関する研究.日本機械学会〔No.99ー37〕第12回バイオエンジニアリング講演会
講演論文 (2000.1.11,12 金沢市).) |